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「大会に出てみたいけど、今使っているパドルはそのまま使えるの?」
ピックルボールを続けていると、わりと早い段階でこの疑問にぶつかります。
この記事では、「公認パドル」とは何か、そして実際に手元のパドルが公認かどうかを確認する方法を、実物を見ながら紹介します。
そもそも「公認パドル」とは何か
「公認パドル」とは、公式の認証団体が、品質・性能・安全性の基準を満たしていると確認したパドルのことです。
認証を受けたパドルには、公式トーナメント(大会)での使用が認められています。
ここで大事な前提があります。
普段の練習や、体験会・レクリエーションでのプレーでは、公認パドルかどうかを気にする必要はありません。
この話が関係してくるのは、あくまで「大会に出場する」場合だけです。
逆に言えば、大会に出る予定がない方は、この記事は読み飛ばしても問題ありません。
認証団体は2つある(USA PickleballとUPA-A)
パドルを認証している団体は、現在大きく2つあります。
USA Pickleball
USA Pickleball(旧称:USAPA)は、アメリカの老舗の統括団体です。
古くから使われてきた「公認パドルリスト」を管理しており、アマチュアの大会では広く参照されている基準です。
UPA-A
UPA-A(United Pickleball Association of America)は、2024年に発足した新しい団体です。
プロツアーである「PPAツアー」や「メジャーリーグピックルボール(MLP)」を統括しており、独自のパドル認証プログラムを持っています。
USA Pickleballの基準と大きく違うのは、パドルを「使い込んだ後」の状態でも再検査する仕組み(ブレークイン試験)がある点です。
新品のときは基準内でも、使い込むうちに性能が変化するパドルがあるため、より厳格な基準を目指して作られました。
日本国内の状況
日本国内でも、2026年4月に大きな動きがありました。
これまで別々に活動していた「日本ピックルボール協会(JPA)」と「ピックルボール日本連盟(PJF)」が統合し、新たに「Pickleball Japan(PJ)」という統一団体としてスタートしています。
今後、国内の大会情報を確認する際は、この統一団体の名称で調べるのが基本になりそうです。
認証パドルかどうかの確認方法
パドル本体・パッケージの認証マークを見る
一番手軽な確認方法は、パドル本体やパッケージに認証マークが付いているか見ることです。
「USA Pickleball Approved」「USAP」「UPA-A Certified」といった表記やロゴが、パドルのフェイス部分やグリップの下部、パッケージに記載されていることが多いです。
モデル名の刻印やシールが付いていることも多いので、まずはそこを探してみましょう。
確実なのは公式の承認リストで型番を検索すること
ただし、マークだけでの確認は「ざっくりとした確認」に留めておくのが安心です。
マークの表記が古いままだったり、そもそも印字されていない場合もあるためです。
一番確実なのは、パドルのモデル名を控えて、USA PickleballまたはUPA-Aの公式サイトにある承認リストで、そのモデル名を検索して確認する方法です。
刻印が見当たらない場合は、購入時の商品ページやパッケージに記載されている型番を参考にしてください。
USA Pickleballの承認リストは、以下の公式ページで誰でも無料で検索できます。
→ USA Pickleball 公認パドルリスト(Approved Paddle List)
ページは英語ですが、使い方はシンプルです。
「SEARCH BRAND」にメーカー名(例:JOOLA)、「SEARCH MODEL」にモデル名を英語で入力して検索すると、承認済みのパドルが一覧で表示されます。
うまく見つからない場合は、「Magnus」のようにモデル名の最初の一部だけを入れて検索すると見つかりやすくなります。
一覧のモデル名をクリックすると、そのパドルの詳細情報も確認できます。
【実例】自分が実際に使っているパドルで確認してみる
言葉で説明するより、実物を見てもらうのが早いと思います。
私が実際に使っているパドルは「【限定カラー】タイソン・マクガフィン マグナス プロ IV 14mm」(Tyson McGuffin選手のシグネチャーモデル)です。
フェイス部分の右端に注目すると、認証マークが2つ並んでいるのが分かります。
- UPA PRO CERTIFIED(PPA | MLP)の表記
- USA Pickleball Approvedの表記

JOOLA Japanの公式商品ページの表記とも一致していて、このモデルは「UPA-Aプロ認定およびUSAP PBCoR .43認定」を取得していると明記されています。
つまりこのパドルは、USA PickleballとUPA-Aの両方の認証を受けているモデルということになります。
このように、両方のマークが並んで印字されているモデルも珍しくありません。
どちらの認証が必要かは大会によって異なるので、両方のマークがあれば、より幅広い大会に対応できるパドルということになります。
マークの下には、それぞれ固有の認証番号も記載されています。
この番号までは目視で確認できれば十分で、公式リストと照合したい場合は、この番号やモデル名で検索すれば確認できます。
注意しておきたいこと
国内の大会では、基準が主催団体によって異なることがある
USA PickleballやUPA-Aは、どちらもアメリカの団体です。
日本国内の大会が、必ずしもこれらのリストをそのまま参照しているとは限りません。
先ほど紹介した通り、日本では2026年4月に「Pickleball Japan(PJ)」という統一団体が発足したばかりです。
主催団体や大会の規模によって、求められる認証が異なる場合があるとされています。
出場前に、必ず大会要項を確認する
そのため、初めて大会に出場する際は、自己判断で済ませず、エントリー前に大会要項を確認するか、主催者に直接問い合わせるのが一番確実です。
「USAPのみ」「UPAのみ」「どちらでも可」など、大会によって条件の書き方も異なります。
大会要項によっては、「いずれかの認証を示すプリントのないものについては、証明するものをご用意ください」といった記載が見られることもあります。
つまり、パドルに認証マークが印字されていなくても、それだけで即失格になるわけではなく、公式サイトの承認リストの該当ページを印刷したものや、購入時の商品ページのスクリーンショットなど、認証を証明できるものを別途持参すれば認められるケースがあるということです。
マークの印字がない、または消えてしまっている場合は、事前にこうした証明を用意しておくと安心です。
まとめ
「公認パドル」について紹介してきましたが、ポイントを振り返ります。
- 公認パドルが関係するのは、大会に出場する場合のみ。普段の練習では気にしなくてよい
- 認証団体は主に2つ。USA Pickleball(旧USAPA)とUPA-A
- 確認方法は、パドル本体・パッケージのマークを見るのが手軽。確実なのは公式リストでの型番検索
- 日本の大会は、海外のリストをそのまま使うとは限らないので、必ず大会要項を確認する
大会に出る予定がある方は、今使っているパドルのフェイス部分を、一度チェックしてみてください。
パドル選びからやり直したい方は、「ピックルボールパドルの選び方完全ガイド」もあわせてご覧ください。