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ピックルボールを始めたばかりのころは、「サーブ」「ディンク」「ドロップ」など、ショットの名前がたくさん出てきて戸惑いますよね。
しかも、ピックルボールはショットごとに打つ場所や目的がはっきり分かれているので、名前だけ覚えても、いつ何を打てばいいのか分かりにくいスポーツです。
この記事では、基本のショットを「ラリーの流れ」と「コートのどこで打つか」で整理して、それぞれの打ち方のコツを紹介します。
週1回サークルで練習している私が苦手だったショットや、今でも苦戦しているショットの話も入れているので、同じところでつまずいている方の参考になればうれしいです。
ショットを打つ前に知っておきたい3つのこと
ショットの打ち方に入る前に、どのショットにも関わる基本を3つ押さえておきましょう。
ここが分かっていると、「なぜこの場面でこのショットを打つのか」がぐっと分かりやすくなります。
ツーバウンドルールとキッチン(ノンボレーゾーン)
ピックルボールのショットの使い分けは、2つのルールと深く関わっています。
1つ目は「ツーバウンドルール」です。
サーブを受ける側は、ボールを1回バウンドさせてから返します。
そして、サーブを打った側も、返ってきたボールを1回バウンドさせてから打たなければいけません。
両方のチームが1回ずつバウンドさせたあとは、ノーバウンドで打つボレーも使えるようになります。
2つ目は「キッチン(ノンボレーゾーン)」です。
キッチンは、ネットから両側に7フィート(約2.13m)の範囲のことです。
ボレーを打つときにキッチンやそのラインに足が触れると、フォルトになります。
ボレーを打ったあと、勢いでキッチンに入ってしまった場合もフォルトです。
ただし、バウンドしたボールを打つときは、キッチンに入っても問題ありません。
このあと紹介するリターン・サードショット・ディンクなどは、どれもこの2つのルールがあるからこそ生まれたショットです。
ルール全体を確認したい方は、ピックルボールとは?ルール・道具・始め方を5分で解説もあわせて読んでみてください。
握り方で打ちやすさが変わる
同じショットでも、パドルの握り方によって打ちやすさが変わります。
初心者には、フォアハンドとバックハンドを握り替えずに打ちやすい「コンチネンタルグリップ」を勧める解説が多く見られます。
ただ、どの握り方が合うかは人によって違います。
私は始めたころはウェスタングリップで握っていて、今はイースタングリップで握っています。
コンチネンタルグリップも勧められて試してみましたが、私には握りにくく、打ちにくく感じました。
握り方の種類やそれぞれの特徴は、パドルの握り方の記事でくわしく紹介しています。
基本の構え(レディポジション)
どのショットも、打つ前の構えが大切です。
相手が打つ前に、次のような姿勢で待っておくと、左右どちらにボールが来ても反応しやすくなります。
- 足を肩幅くらいに開き、ひざを軽く曲げる
- かかとを少し浮かせて、つま先側に体重をのせる
- パドルは体の正面、胸からおなかくらいの高さで構える
打ったあとは、すぐにこの構えに戻ることを意識しましょう。
特にネット近くでは打ち合いのテンポが速くなるので、パドルを下げたままにしないことがポイントです。
基本ショットの全体像:ラリーの流れで覚えよう
ピックルボールのショットは、ラリーの何球目に打つか、コートのどこから打つかで役割が分かれています。
まずは、ダブルスのラリーがどう進むのかを図で見てみましょう。

①サーブを打ったら、②相手はバウンドさせてからリターンを返します。
ツーバウンドルールがあるので、サーブ側も③サードショットをバウンドさせてから打たなければいけません。
そのため、サーブ側は3球目までコートの後ろに残ることになり、リターン側は先にキッチンラインまで前に出ることができます。
一般的に、キッチンラインの近くに先に並んだチームのほうが、ラリーを有利に進めやすいと言われています。
サーブ側がサードショットで相手のキッチンにボールを落とし、そのすきに前へ出ようとするのはこのためです。
④4球目以降は、両チームがキッチンライン付近でディンクやボレーを打ち合ったり、チャンスボールをドライブやスマッシュで決めたりしながらラリーが続きます。
この記事で紹介するショットを、打つ場所と目的で整理すると次のようになります。
| ショット | 主に打つ場所 | 目的・特徴 |
|---|---|---|
| サーブ | ベースラインの後ろ | 下から打ってラリーを始める。 対角線上の相手コートに入れる |
| リターン | ベースライン付近 | サーブをバウンドさせてから返す。 深く返して、前に出る時間を作る |
| ドライブ | ベースライン付近 | 低く速いボールで攻める |
| サードショット | ベースライン付近 | 3球目のショット。 キッチンに落とす「ドロップ」と、強く打つ「ドライブ」がある |
| ボレー | キッチンライン付近 | ノーバウンドで打つ。 キッチンの外から打つ |
| ディンク | キッチンライン付近 | 相手のキッチンにやさしく落とす |
| ロブ | コートのどこからでも | 相手の頭の上を越える高いボールで、後ろに下がらせる |
| スマッシュ | キッチンライン付近が多い | 浮いた高いボールを上から打ち込んで決める |
はじめからすべてを覚えなくても大丈夫です。
まずはサーブとリターンを安定して入れられるようになり、そのあとにボレーとディンク、サードショットと順番に練習していくと、試合の流れについていきやすくなります。
サーブ:まずは確実に入れる
サーブは、ラリーの1球目です。
通常のルールでは、得点できるのはサーブ側だけなので、サーブをミスするとせっかくの得点チャンスがなくなってしまいます。
初心者のうちは、強いサーブよりも「毎回確実に入れること」を目標にしましょう。
点数の数え方は点数の数え方の記事で解説しています。
ボレーサーブとドロップサーブの違い
ピックルボールのサーブには、「ボレーサーブ」と「ドロップサーブ」の2種類があり、どちらを使ってもかまいません。

ボレーサーブは、ボールを手から離して、地面につく前に打つサーブです。
打つときには、次の3つを守る必要があります。
- 腰より下の高さでボールを打つ
- パドルの先が手首より上に出ない
- パドルを下から上へ振り上げる
2026年版のルールでは、この3つを「はっきり」守ることが求められるようになりました。
審判がいる試合では、判断が微妙なサーブはフォルトとされます。
ドロップサーブは、ボールを手から落として、バウンドしてから打つサーブです。
ボールは自然に落とす必要があり、地面に投げつけたり、上に投げ上げたりするのは認められていません。
そのかわり、ボレーサーブのような打つ高さや振り方の決まりはありません。
なお、どちらのサーブでも、指でボールに回転をかけて離すことは禁止されています。
私はボレーサーブで打っています。
どちらのサーブでも共通するルールもあります。
- 打つ瞬間、少なくとも片足はベースラインの後ろにあり、ベースラインやコートの中を踏んではいけない
- 対角線上にある相手のサービスコートに入れる
- キッチンやキッチンのラインに落ちたらフォルト
- サーブは1回だけで、テニスのような「セカンドサーブ」はない
打ち方のコツ
サーブを安定させるために、次のポイントを意識してみましょう。
- 深く狙う:相手のベースライン近くに落とすと、相手は後ろから返すことになり、前に出るのが遅れます
- 力よりも確率:強く打とうとすると、腰より上で打ってしまったり、アウトになったりしやすくなります
- 毎回同じ準備をする:立つ位置・構え・ボールを離す高さを毎回そろえると、フォームが安定しやすくなります
- 打つ前に狙う場所を見る:なんとなく打つのではなく、落としたい場所を決めてから打ちましょう
よくあるフォルト
初心者がサーブでやってしまいがちなフォルトをまとめました。
- ボレーサーブで、腰より高い位置でボールを打ってしまう
- 打つ前に足がベースラインを踏んでしまう
- サーブが短くなり、相手のキッチンやキッチンのラインに落ちる
- ドロップサーブで、ボールを投げ上げたり、地面に投げつけたりしてしまう
サーブのフォルトは、意識すればなくせるものがほとんどです。
練習のときから、ルールに合ったフォームで打つ習慣をつけておきましょう。
リターン:深く返して前に出る
リターンは、相手のサーブを返す2球目のショットです。
ツーバウンドルールがあるので、サーブは必ず1回バウンドさせてから打ちます。
ノーバウンドで返すとフォルトになるので、どんなにボールが打ちやすく見えても、バウンドを待ちましょう。
打ち方のコツ
リターンで大切なのは、強さよりも「深さ」です。
相手のベースライン近くまで深く返すと、サーブ側はコートの後ろから3球目を打つことになり、攻めにくくなります。
- 深く返す:ネットぎわに浅く返すと、相手が前に出てきやすくなります
- 少し高めの弾道で:ネットにかけるミスを減らせるうえ、ボールが相手コートに届くまでの時間で、自分が前に出られます
- バウンドを待ってから打つ:サーブは跳ね方が予想しにくいこともあるので、少し後ろで構えておくと対応しやすくなります
- 狙いはコートの真ん中か相手のバックハンド:サイドラインぎりぎりを狙うよりミスが少なく、相手も返しにくくなります
リターンのあとはキッチンラインへ
リターンを打ったら、そのままキッチンラインまで前に出ましょう。
ダブルスでは、リターンする人のパートナーは、はじめからキッチンライン付近で構えるのが一般的です。
リターンした人も前に出て、2人そろってキッチンラインに並ぶことで、ボレーやディンクで攻めやすくなります。
ただし、前に出ている途中で相手が打ってきた場合は、いったん止まって構えてから打ち返しましょう。
走りながら打つとミスが増えやすいので、相手が打つタイミングで足を止めるのがポイントです。
キッチンラインに着いたら、足がキッチンに入っていないかにも注意しましょう。
ドライブ:低く速いボールで攻める
ドライブは、ネットの少し上を通るような、低く速いボールを打ち込むショットです。
主にベースライン付近から打ち、相手に強いボールを返して主導権をとるために使います。
私はドライブが得意で、試合でもよく使っています。
打ち方のコツ
ドライブは強く打つショットですが、腕の力だけで打とうとするとミスが増えます。
次のポイントを意識してみましょう。
- 体のひねりを使う:打つ前に肩と腰を横に向け、体を回す力でパドルを振ります
- 体の前で打つ:打点が体の後ろになると、ボールが浮いたり方向がぶれたりしやすくなります
- 下から上へ振り抜く:パドルを低い位置から前上方向に振ると、ボールに順回転がかかり、強く打ってもコートに収まりやすくなります
- 打ったら構えに戻る:強いボールは速く返ってくることもあるので、すぐに次の準備をしましょう
フォアハンドに比べて、バックハンドのドライブは力が入りにくいと感じる人が多いショットです。
私もバックハンドのドライブは打ちますが、苦手で今も練習中です。
バックハンドでは、無理に強く打とうとせず、体の前でしっかりボールをとらえることを優先しましょう。
ドライブを使う場面
ドライブは、どんなボールでも強く打てばいいわけではありません。
相手が2人ともキッチンラインに並んでいるときに打つと、ボレーで簡単に返されてしまうことがあります。
次のような場面で使うと効果的です。
- 相手がまだ後ろにいて、前に出てきていないとき
- 相手の返球が高く浮いて、打ちやすいボールが来たとき
- 相手の2人の間や、誰もいない場所が空いているとき
私は、相手コートに空いている場所があるときにドライブを使っています。
打つ前にどこが空いているかを見て、相手の2人の真ん中に深めのボールを狙うことが多いです。
真ん中は、相手の2人がどちらが取るか迷いやすい場所でもあります。
サードショット:ドロップとドライブを使い分ける
サードショットは、サーブ側が打つ3球目のショットです。
ツーバウンドルールにより、サーブ側はリターンをバウンドさせてから打つ必要があります。
そのため、サーブ側はコートの後ろに残ったまま、すでに前に出ている相手に向かって打つことになります。
サードショットには、主に2つの打ち方があります。
- サードショットドロップ:相手のキッチンにやわらかく落とすショット。
相手がボレーで攻めにくくなり、そのあいだに自分たちも前に出られます - サードショットドライブ:低く速いボールで攻めるショット。
相手のリターンが浅かったときや、ボールが浮いたときに使います
ドロップは力加減がむずかしく、浅すぎるとネットにかかり、高すぎると相手に打ち込まれてしまいます。
私も今でも苦手なショットで、その話はこのあとの「初心者のころに難しかったショット」でくわしく書いています。
打ち方のコツや練習方法は、ピックルボールのサードショット入門|ドロップ・ドライブどっちを打つ?でくわしく解説しているので、あわせて読んでみてください。
ボレー:ノーバウンドでコンパクトに打つ
ボレーは、ボールがバウンドする前に、ノーバウンドで打ち返すショットです。
主にキッチンライン付近で打ち、相手に時間を与えずに返せるのが特徴です。
ただし、ツーバウンドルールがあるので、ボレーが使えるのは両チームが1回ずつバウンドさせたあと、つまり4球目以降です。
打ち方のコツ
ボレーは、大きく振るよりも「コンパクトに当てる」意識が大切です。
- パドルは体の前に:パドルを胸の高さくらいで体の前に構えておくと、速いボールにも間に合いやすくなります
- 振りかぶらない:パドルを後ろに大きく引くと、振り遅れやすくなります。
ボールに向かってパドルを短く押し出すイメージで打ちましょう - 速いボールは「止める」だけでもいい:強いボールが来たら、無理に打ち返さず、パドルの面を合わせて当てるだけで返すこともできます
- 体の前でとらえる:打点が体に近すぎたり後ろになったりすると、返球が浮きやすくなります
実は、私はボレーが苦手です。
速いボールに反応できず、返球が浮いてしまうことがよくあります。
そこで、一人で練習するときは、パドルの面の向きを確認するようにしています。
家でできる練習は、ピックルボールの一人練習・家でできる練習メニュー|壁打ちから素振りまでで紹介しています。
キッチンに入ってボレーするとフォルト
ボレーで特に気をつけたいのが、キッチン(ノンボレーゾーン)のルールです。

- ボレーを打つときに、キッチンやキッチンのラインに足が触れているとフォルト
- ボレーを打ったあと、勢いでキッチンに入ってしまってもフォルト
- キッチンに入ったあとにボレーをするときは、両足をキッチンの外に戻してから打つ
キッチンのラインはキッチンの一部なので、ラインを踏んだだけでもフォルトになります。
前に出ようとして足がラインにかかってしまうことはよくあるので、キッチンラインでは足元を意識しておきましょう。
一方で、バウンドしたボールを打つときは、キッチンに入っても問題ありません。
ディンク:キッチンにやさしく落とす
ディンクは、キッチンライン付近から、相手のキッチンにやわらかく落とすショットです。
キッチンにバウンドしたボールは、相手もボレーできず、下から打ち上げるしかありません。
そのため、ディンクを続けているうちに相手の返球が浮いてきたら、そこをボレーやスマッシュで決める、という流れが生まれます。
地味に見えますが、ピックルボールらしさが一番出るショットとも言えます。
打ち方のコツ
- ひざを曲げて低く構える:低い位置にくるボールを打つので、腰を落としてボールに目線を近づけます
- 手首ではなく腕全体で運ぶ:手首を使うと力加減がぶれやすくなります。
肩から腕全体をゆっくり動かして、ボールを押し出すイメージで打ちましょう - パドルの面を少し上に向ける:面をやや上向きにして、ボールが山なりにネットを越えるようにします
- 力を入れすぎない:強く打つと、相手のキッチンを越えて打ちやすいボールになってしまいます
私はディンクのとき、手首を使って打ってしまうことが多いので、腕を動かすことを意識しています。
それでも、今でも手首で打ってしまうことがよくあります。
どこを狙うか
ディンクは、ただ相手のキッチンに入れるだけでなく、狙う場所も大切です。
- 相手の足元:低いボールは打ち上げるしかないので、相手が攻めにくくなります
- クロス(対角線)方向:まっすぐ打つよりも距離が長くなるので、少し強めに打ってもキッチンに収まりやすくなります
- ネットの中央付近:ネットは両端よりも中央のほうが低いので、ネットにかけるミスを減らせます
はじめは狙いすぎず、相手のキッチンに続けて入れることから始めましょう。
ラリーが10回続くようになったら、少しずつ狙う場所を意識していくのがおすすめです。
ロブとスマッシュ
ロブとスマッシュは、どちらも高いボールに関わるショットです。
ロブは高いボールを「打つ」ショット、スマッシュは高いボールを「決める」ショットと考えると分かりやすいです。
ロブ:使う場面と失敗しやすいところ
ロブは、相手の頭の上を越える高いボールを打って、後ろに下がらせるショットです。
相手が2人ともキッチンラインに詰めているときに使うと、相手を後ろへ下げて、自分たちが前に出る時間を作れます。
ただし、ロブは失敗したときのリスクが大きいショットでもあります。
高さや深さが足りないと、相手にとって打ちやすいボールになり、スマッシュで打ち込まれてしまいます。
使うときは、次の点に気をつけましょう。
- 使いすぎない:何度も打つと読まれやすくなるので、相手が前に詰めすぎているときなど、ここぞという場面で使います
- 中途半端な高さにしない:相手がジャンプしても届かない高さで、ベースライン近くまで深く打つのが理想です
- 屋外では風に注意:高いボールは風の影響を受けやすく、思った場所に落ちないことがあります
スマッシュ:浮いたボールを決める
スマッシュは、高く浮いたボールを頭の上から打ち込むショットです。
ディンクやボレーの打ち合いで相手の返球が浮いたときや、短いロブが来たときがチャンスです。
- 横向きになって下がる:後ろ向きのまま下がると転びやすく危ないので、体を横に向けて足を運びます
- 反対の手でボールを指す:パドルを持っていない手でボールを指すと、落ちてくる位置を合わせやすくなります
- 打点は頭の少し前:体の後ろで打つと力が伝わりにくく、ボールも浮きやすくなります
- コースを狙う:力いっぱい打つことより、相手のいない場所や足元を狙うほうが決まりやすくなります
私は、スマッシュのチャンスが来ると「決めるぞ!」という気持ちが強くなりすぎて、ネットに引っかけてしまうことがよくあります。
チャンスボールほど、力まずにコースを狙うことを意識したいショットです。
なお、ノーバウンドで打つスマッシュはボレーと同じ扱いなので、キッチンの中や、キッチンのラインを踏んで打つとフォルトになります。
ネットの近くで浮いたボールが来ても、足元を確認してから打ちましょう。
ミジーの体験:初心者のころに難しかったショット
ここまで基本のショットを紹介してきましたが、私自身もすべてのショットが上手に打てるわけではありません。
始めたころから難しく感じていて、今でも苦手なのがサードショットです。
サードショットは、コートの後ろから相手のキッチンに落とす必要があるので、力加減がとても難しいショットです。
相手が返しにくいように手前に落とそうとすると、ネットを越えずに引っかかってしまいます。
かといって、入れようとすると今度は浮きすぎて、相手に打ち込まれてしまいます。
ボレーされないように、ちょうどキッチンに落とすのが本当に難しいショットです。
始めたころに比べると入るようになってきましたが、今でも苦手意識があります。
私が参加しているサークルでも、サードショットが苦手という人は多いです。
もしサードショットがうまく入らなくても、初心者のうちはそれが普通だと思って、あせらずに練習していきましょう。
ほかにも、ボレーやバックハンドのドライブ、ディンクで手首を使ってしまうクセなど、私もまだ練習中のことがたくさんあります。
苦手なショットがあっても、得意なショットを1つ作っておくと試合で自信につながります。
私の場合はそれがドライブで、空いている場所を見つけたら積極的に打つようにしています。
基本ショットの練習方法
ここまで紹介したショットは、頭で分かっていても、実際に打てるようになるまでには練習が必要です。
コートで練習できるときは、ショットごとに次のような練習を取り入れてみましょう。
- サーブ:相手コートの深い位置にコーンやタオルなどの目印を置いて、そこを狙って打ちます
- ディンク:キッチンラインに向かい合って立ち、お互いのキッチンだけを使ってラリーを続けます
- サードショット:1人がキッチンラインに立ってボールを送り、もう1人がベースライン付近から相手のキッチンを狙って打ちます
- ボレー:キッチンラインの外に立ち、ノーバウンドで打ち合います。
足がキッチンに入らないように注意しましょう
コートに行けない日は、家でできる練習もあります。
私はサークルで週1回練習していて、サークルのない日は、部屋の壁を使ってボレーのフォームを確認しています。
家でできる練習メニューは、ピックルボールの一人練習・家でできる練習メニュー|壁打ちから素振りまででくわしく紹介しています。
まだ練習する場所が決まっていない方は、ピックルボールの体験会・コートの探し方|初心者が最初にやることも参考にしてみてください。
打ちやすさはパドルでも変わる
ショットの打ちやすさは、技術だけでなく、使っているパドルによっても変わります。
たとえば、16mm前後の厚めのパドルは打球感がやわらかく、ディンクのような繊細なショットをコントロールしやすいとされています。
一方、14mm前後の薄めのパドルは打球感がかためで、ボールが弾きやすく、攻めるショットを打ちやすいとされています。
繊細なショットを安定させたいのか、強く打つショットを生かしたいのかで、合うパドルは変わってきます。
私は、JOOLAのマグナス プロ IV 14mmを使っています。
使ってみた感想は、JOOLA マグナス プロ IV 14mmを1年使ったレビュー|弾きと音は最高、でも厚みは後悔もにまとめています。
パドルの素材や厚みの違いはピックルボールパドルの素材と厚みの違い|フェイス・コア・厚みの選び方、選び方全体はピックルボールパドルの選び方完全ガイド|後悔しない一本の見つけ方でくわしく解説しています。
自分にどんなパドルが合うか分からない方は、いくつかの質問に答えるだけで目安が分かるパドル診断も試してみてください。
まとめ
ピックルボールの基本ショットは、ラリーの流れと打つ場所で整理すると覚えやすくなります。
- サーブ:強さよりも、毎回確実に入れることを優先する
- リターン:深く返して、キッチンラインまで前に出る
- ドライブ:相手コートの空いている場所を見つけたら、低く速いボールで攻める
- サードショット:ドロップで相手のキッチンに落とし、そのあいだに前に出る
- ボレー:コンパクトに当て、キッチンに足が入らないように注意する
- ディンク:手首ではなく腕全体で、相手のキッチンにやさしく落とす
- ロブとスマッシュ:ロブは使う場面を選び、スマッシュは力まずにコースを狙う
はじめからすべてのショットを上手に打てる人はいません。
私も、サードショットやボレーは今でも練習中です。
まずはサーブとリターンを安定させるところから、1つずつできるショットを増やしていきましょう。
※この記事は、2026年10月時点の情報をもとに書いています。