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Franklin(フランクリン)ピックルボールパドル完全ガイド|ラインナップと選び方

本記事はプロモーションを含みます

この記事では、Franklinというブランドの成り立ちから、主なシリーズ、形状や厚みの選び方、そして公式球のX-40までをまとめて紹介します。

Franklinはどんなブランド?

Franklin(フランクリン)のロゴ

Franklin(フランクリン)は、アメリカ・マサチューセッツ州で1946年に生まれたスポーツ用品ブランドです。
創業者はシドニーとアーヴィングのフランクリン兄弟で、地元の靴工場から出た端切れの革を使って、フットボールやボクシンググローブなどを作るところから始まりました。

Franklinの名前を一気に広めたのが、野球のバッティンググローブです。
1984年に、野球用のバッティンググローブ「プロ・クラシック」を世界で初めて生み出しました。
今でもメジャーリーグの公式バッティンググローブのパートナーを40年以上務めていて、野球ファンにはおなじみのブランドです。
私自身も、以前仕事でFranklinのバッティンググローブを扱っていたので、ピックルボールより先に、野球のブランドとして名前を知っていました。

ピックルボールに本格的に参入したのは2017年です。
ピックルボールが伸び始めた早い段階から力を入れていて、今ではUSAピックルボールの公式パートナーとして、パドルやボールを手がけています。
さらに、ピックルボールの大きな大会であるUS Open Pickleball Championshipsの冠スポンサーにもなっています。

日本では、株式会社カシマヤ製作所がFranklinの日本総代理店です。
2015年に国内の独占販売権を獲得して、プロ野球選手にも使われるブランドとして広めてきました。

これまで紹介したJOOLAは卓球、DIADEMはテニスから生まれたブランドでした。
それに対してFranklinは、野球をはじめとするさまざまなスポーツ用品を手がける、総合スポーツ用品メーカーです。
同じピックルボールのブランドでも、ルーツの違いを知っておくと、それぞれの個性が見えやすくなると思います。

Franklinのピックルボールパドルの特徴

Franklinのパドルの技術は、上位シリーズの「C45°」と「FS Tour」に詰まっています。
どちらにも共通するのは、表面に「T700」というカーボンファイバーを使っていることと、「サーモフォーム(熱成形)」という作り方で、フレームと面を一体化させていることです。
サーモフォームのパドルについては、「パドルの進化の歴史」でも紹介しています。

C45°:45度のカーボン面と、二重のサーモフォーム

C45°という名前は、表面の貼り方に由来しています。
T700カーボンファイバーを45度の角度で貼り付けることで、パドルの面全体に均一なざらつきが生まれ、スピンをかけやすくなるという仕組みです。

もうひとつの特徴が、二度にわたって熱成形する「ダブルサーモフォーム」という作り方です。
構造を二重に強くすることで、一体型のフレームの強度を高め、振動も抑える狙いがあります。

さらに、パドルの内側に大きなフォームの層(フォームチャネル)を設けていて、内部のポリマーコアがつぶれにくい構造になっています。
反発の気持ちよさを出しながら、パドルの丈夫さも両立させる設計です。

FS Tour:ローカーボン面と、エッジのフォーム

FS Tourは、加工をしていない「ロー(生)」のT700カーボンを表面に使い、狙ったところに打ちやすくしたシリーズです。
エッジガードの内側には高密度のエポキシフォームを入れていて、余計な重りを足さずにスイートスポットを広げる工夫がされています。
グリップには、通気性を考えた4.5インチのベンチレーショングリップが使われています。

FS Tourは、2023年10月からUSAピックルボールの公認パドルリストに登録されていて、公式の大会でも使えるシリーズです。
なお、日本で展開されているFS Tourは、細長い形状のDYNASTYです。

主なシリーズ

日本では、総代理店のカシマヤ製作所が、Franklinのパドルをシリーズごとに展開しています。
ここでは、入門モデルから順に紹介します。

入門モデル「NASH」「MLBチームパドル」「PILOT」

まず手に取りやすいのが、NASH 13mmと、MLBチームパドル 13mmです。

MLBチームパドルは、LAドジャースなど、メジャーリーグの球団デザインをあしらったパドルです。
メジャーリーグの公式バッティンググローブを手がけてきたFranklinらしいモデルで、野球ファンがピックルボールを始めるきっかけにもなりそうです。

もう一段階上のモデルとして、PILOT PADDLEもあります。

スピン重視のミドルモデル「SIGNATURE」シリーズ

SIGNATUREシリーズは、スピンを最大限にかけられて、振動も抑えられるように設計された「マックスグリット」という表面加工が特徴です。
13mmと16mmの厚みのほかに、カーボン素材を使った細長い形状の「SIGNATURE CARBON SERIES ELONGATED 13mm」もあります。
実際に、SIGNATUREシリーズを使っている人はちょこちょこ見かけます。
性能のバランスが良く、手に取りやすいシリーズだと思います。

主力の「FS TOUR」シリーズ

FS TOURは、先ほど紹介したローカーボンの表面と、エッジのフォームが特徴のシリーズです。
日本で展開されているのは、細長い形状のDYNASTY 14MM(ブルー・ピンク・グレーの3色)と、軽量の「DYNASTY FEATHERWEIGHT 12mm」です。
FS TOURも、使っている人をちょこちょこ見かけるシリーズです。

最上位の「C45°」シリーズ

C45°は、45度のカーボン面と二重のサーモフォームを採用した、Franklinの最上位シリーズです。
DYNASTY・HYBRID・TEMPOの3つの形状があります。
このシリーズには、アナ・リー・ウォーターズ選手やミーガン・ファッジ選手などのトッププロのモデルもあります(後ほど紹介します)。

「ダイナスティ・ハイブリッド・テンポ」と「厚み」の選び方

JOOLAの「ペルセウス・ハイペリオン・スコーピアス」、DIADEMの「スタンダード・プロ・ハイブリッド・マックス」のように、Franklinにも形状の呼び名があります。
FranklinのC45°シリーズは、DYNASTY(ダイナスティ)・HYBRID(ハイブリッド)・TEMPO(テンポ)の3つの形状から選べます。

日本で展開されているモデルを、形状と厚みで整理すると次のようになります。(選手モデルは除きます)

シリーズ 形状 12mm 14mm 16mm
C45° DYNASTY(ダイナスティ) − ○ ○
C45° HYBRID(ハイブリッド) − ○ −
C45° TEMPO(テンポ) − ○ ○
FS TOUR DYNASTY(ダイナスティ) ○(FEATHERWEIGHT) ○ −

3つの形状のちがい

Franklin C45°シリーズのDYNASTY・HYBRID・TEMPOの3つの形状のちがい

※イメージ図のため、実際の製品のカラーとは異なります。

DYNASTY(ダイナスティ)は、Franklinの細長い形状です。
C45°のDYNASTYは、長さ約417mm・幅約193mmで、約142mmの長めのハンドルを備えています。
細長い形とハンドルの長さで、リーチの長さと、サーブやドライブのパワーを出しやすいのが特徴です。
ハンドルが長いので、両手でのショットにも余裕があります。

TEMPO(テンポ)は、昔ながらの標準的な形状です。
DYNASTYより短く、少し幅が広くなっていて、長さ約399mm・幅約201mm、ハンドルは約130mmです。
取り回しが良く、キッチンライン付近での速い打ち合いや、相手の強打を受け止める守備的なプレーで安定しやすい形です。
コントロールを重視する人に向いています。

HYBRID(ハイブリッド)は、DYNASTYとTEMPOの中間にあたる形状です。
長さ約414mm・幅約193mmで、ハンドルは約145mmあります。
リーチと取り回しのバランスが良く、オールコートでプレーしたい人に向いています。
C45°シリーズは、もともとこのHYBRIDから始まりました。

厚みのちがい

C45°のDYNASTYとTEMPOは、14mmと16mmの2種類から選べます。
14mmは反応が速く、ボールを弾く感覚が強いのが特徴です。
16mmは打球が安定して、やわらかい打球感でコントロールしやすくなります。
厚みと打球感の関係は、「パドルの選び方完全ガイド」でも詳しく紹介しています。

また、選手モデルには、アナ・リー・ウォーターズ選手モデルの12.7mmや、パリス・トッド選手モデルの13.25mmなど、薄めの厚みもあります。

Franklinを使う選手たち

FranklinのC45°シリーズには、トッププロの名前を冠した選手モデルがあり、日本でも4選手のモデルが展開されています。

アナ・リー・ウォーターズ選手

Franklinの選手で、まず紹介したいのがアナ・リー・ウォーターズ選手です。
女子の世界ランキング1位の選手で、2026年1月8日にFranklinと長期契約を結んだことが発表されました。
契約時点で、すでにPPAツアー史上最多となる181個の金メダルと、39回のトリプルクラウンを獲得していました。
トリプルクラウンとは、1つの大会で女子シングルス・女子ダブルス・混合ダブルスの3種目すべてに優勝することです。
母親のリーさんとペアを組んでいた頃から、攻撃的な新しいプレースタイルを切り開いてきた選手としても知られています。

ウォーターズ選手のシグネチャーモデルが「C45° AURELIUS(アウレリウス)」です。
AURELIUSはラテン語で「黄金の」という意味です。
長さ15.7インチ(約399mm)・幅7.9インチ(約201mm)で、ハンドルは5.1インチ(約130mm)と、TEMPOに近い形をしています。
日本では12.7mm・14mm・16mmの3つの厚みが展開されています。

そのほかの選手モデル

日本では、ウォーターズ選手のほかにも、次の3選手のC45°モデルが展開されています。

  • ミーガン・ファッジ選手:C45° DYNASTY「MEGAN FUDGE」Edition(14mm/16mm)
  • ヘイデン・パトリキン選手:C45° DYNASTY「HAYDEN PATRIQUIN」Edition(14mm/16mm)
  • パリス・トッド選手:C45° Parris Todd 13.25mm

3選手とも、C45°が発表された当初から使っていたFranklinチームのプロ選手です。
好きな選手と同じパドルを使えるのも、選手モデルの楽しみのひとつです。

パドル以外の注目ポイント ― 公式球「X-40」

Franklinを語るうえで、パドルと同じくらい外せないのがボールです。
実際に、仕事で扱っている中では、Franklinはパドルよりも先にボールが売れています。

屋外用ボール「X-40」

X-40は、Franklinの屋外用ボールです。
US Open Pickleball Championshipsの公式球であり、USAピックルボールやAPPツアーの公式球にも選ばれています。
USAピックルボールの公認を受けた公式サイズ・公式重量のボールで、重さは26g、直径は74mmです。

名前の「40」は、ボールにあいている穴の数です。
機械で精密にあけた40個の穴によって、ボールが安定して飛び、スピンもかかりやすくなっています。
つなぎ目のない一体成形で作られていて、コンクリートやアスファルトなどの屋外コートでも使いやすいボールです。
明るく目立つ色なので、コート上でボールを目で追いやすいのも特徴です。

私自身の感覚としても、X-40はほかの安いボールに比べて打ちやすいと感じます。
ボールは消耗品なので安いもので済ませたくなりますが、打ちやすさを重視するなら、公式球のX-40を選ぶ価値は十分にあると思います。

屋内用ボール「X-26」

体育館などの屋内でプレーするなら、屋内用のX-26があります。
X-26は、体育館の床やレクリエーションセンターのコート向けに作られたボールです。
屋外用と屋内用ではボールの作りが違うので、プレーする場所に合わせて選ぶのがおすすめです。

3個入りと12個入り

X-40とX-26は、どちらも3個入りと12個入りが販売されています。
まずは3個入りから試してみて、気に入ったら12個入りでまとめて買う、という選び方もできます。
はじめて道具をそろえる方は、「初めて買う道具一式」もあわせて参考にしてください。

Franklinが向いている人

ここまで紹介してきた内容をふまえて、Franklinのパドルが向いているのはこんな人です。

できるだけ手頃にピックルボールを始めたい人
NASHやMLBチームパドルなど、気軽に始めたい人でも手に取りやすい入門モデルがそろっています。

野球が好きな人
メジャーリーグの公式バッティンググローブを手がけるFranklinには、球団デザインのMLBチームパドルもあります。
野球好きの人がピックルボールを始めるなら、親しみやすいブランドだと思います。

価格を抑えつつ、スピンもかけたい人
SIGNATUREシリーズは、スピンをかけやすいマックスグリットの表面加工を備えたミドルモデルです。
コートで使っている人を見かけることも多いシリーズです。

リーチとパワーを重視したい人
細長い形状のDYNASTYが向いています。
FS TOURのDYNASTYか、最上位のC45° DYNASTYから選べます。

取り回しとコントロールを重視したい人
標準的な形状のC45° TEMPOや、TEMPOに近い形のウォーターズ選手モデル「C45° AURELIUS」が候補になります。

バランスよくオールコートで戦いたい人
DYNASTYとTEMPOの中間にあたるC45° HYBRIDがおすすめです。

好きな選手と同じパドルを使いたい人
C45°シリーズには、アナ・リー・ウォーターズ選手をはじめ、4選手のモデルが日本でも展開されています。

ボールにもこだわりたい人
公式球のX-40は、ほかの安いボールに比べて打ちやすく、パドルと合わせてそろえたいアイテムです。

自分がどのタイプに当てはまるか分からない場合は、「パドル診断」を試してみてください。
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まとめ

Franklinは、野球のバッティンググローブで知られる、1946年創業のアメリカの総合スポーツ用品メーカーです。
ピックルボールにも早くから力を入れていて、USAピックルボールの公式パートナーとして、パドルとボールの両方を手がけています。

パドルは、手頃な入門モデルから、トッププロが使う最上位のC45°シリーズまで、幅広くそろっています。
まずレベルや予算に合わせてシリーズを絞り、C45°シリーズならDYNASTY・HYBRID・TEMPOの形状と厚みの組み合わせで、自分に合う1本を探してみてください。
そして、パドルと一緒に、公式球のX-40もぜひ試してみてください。

ほかのラケット競技から生まれたブランドとして、卓球出身のJOOLAについては「JOOLA完全ガイド」、テニス出身のDIADEMについては「DIADEM完全ガイド」で紹介しています。
ブランドごとの違いを知ると、パドル選びがもっと楽しくなると思います。

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