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ピックルボールを始めるとき、最初に迷うのがパドル選びです。
「本格的なパドルは1万円以上するものも多いし、続くか分からないのにいきなり高いものを買うのは不安…」という人も多いのではないでしょうか。
ネットで探すと、2本セットで数千円のパドルや、フリマアプリの中古品も見つかります。
「100均にもあるって聞いたけど本当?」と気になっている人もいるかもしれません。
結論から言うと、楽しむことが目的なら、安いパドルでも十分に始められます。
ただし、安いパドルを選ぶときにも、見ておきたいポイントがあります。
私も、最初に使っていたのは楽天で買ったノーブランドの2本セットのパドルでした。
飽きっぽい性格なので、続くかどうか分からないうちは「とりあえず使えれば良い」と思って、安いものを選びました。
この記事では、価格帯ごとのパドルの違いや、100均・セット品・中古パドルを選ぶときの注意点を紹介します。
結論:最初の1本は安いパドルでも大丈夫?
安いパドルで十分な人と、早めに良いパドルを考えたほうがいい人がいます。
自分がどちらに近いか、チェックしてみてください。
安いパドルで十分な人
次のような人は、まずは安いパドルから始めても問題ありません。
- 体験会や友だちとの遊びで、まずはやってみたい人
- 家族や子どもと、レクリエーションとして楽しみたい人
- 続けられるかどうか、まだ分からない人
ピックルボールは、パドルの性能よりも、まずはルールを覚えてボールを打つことに慣れるのが大切です。
最初から高いパドルを買わなくても、楽しさは十分に味わえます。
ルールをまだ知らない人は、先にピックルボールとは?ルール・道具・始め方を5分で解説を読んでおくと、体験会でも戸惑わずにすみます。
そろそろ良いパドルを考えたい人
一方で、次のような人は、安いパドルを使い続けるよりも、良いパドルへの買い替えを考えてみましょう。
- サークルや練習会に通い、続けていくことが決まった人
- 大会への出場や、DUPRでのレーティング取得を目指している人
- 上達してきて、狙ったところに打てない・回転がかからないなど、もの足りなさを感じてきた人
大会によっては、公認パドルの使用が決められていることがあります。
公認パドルについてはピックルボールの公認パドルとは?USA Pickleball認証の見分け方、DUPRについてはピックルボールのDUPR(デューパー)とは?|初心者向けに登録方法から試合入力・レーティングの見方まで解説で詳しく解説しています。
私も、続けられそうだと分かってきたタイミングで、今のパドルに買い替えました。
「まずは安いパドルで始めて、続けると決めたら買い替える」という流れは、初心者にとって無理のない選び方だと思います。
価格帯で見るパドルの違い
ピックルボールのパドルは、数千円のセット品から3万円を超える本格モデルまで、価格の幅がとても広い道具です。
価格の違いは、主に面(フェース)の素材や中のコア、作りの丁寧さの違いから生まれます。
ここでは、大まかに3つの価格帯に分けて特徴を紹介します。

数千円以下:木製・プラスチック製など
いちばん安い価格帯には、木製のパドルや、セット品の中でも特に安いものがあります。
木製のパドルは、価格が安く丈夫な一方で、重くなりやすいとされています。
軽いパドルを選びたい人には向きにくい素材です。
この価格帯は、家族や子どもと遊ぶ、まずは1回やってみる、といった使い方に向いています。
定期的にプレーするようになったら、次の価格帯のパドルを検討するのがおすすめです。
数千円〜1万円前後:セット品・入門モデル
楽天などの通販では、パドル2本とボール、収納バッグがセットになった商品が、数千円で多く売られています。
面の素材は、グラスファイバー(ガラス繊維)のものが多く見られます。
海外の有名ブランドにも、初心者向けの入門モデルがあります。
たとえばJOOLAの入門モデル「Essentials」は、グラスファイバーの面とポリプロピレンのハニカムコアを組み合わせたパドルで、USA Pickleballの公認を受けているとされています。
メーカーの入門モデルを選ぶと、ノーブランド品よりも作りや品質の面で安心感があります。
私が最初に使っていた2本セットも、この価格帯のノーブランド品でした。
1万円以上:カーボン面など本格モデル
1万円を超えると、面にカーボン(炭素繊維)を使った本格的なモデルが中心になります。
有名ブランドの上位モデルでは、3万円を超えるものも珍しくありません。
回転のかけやすさや打球感、耐久性などにこだわって作られているのが、この価格帯の特徴です。
ただし、通販では数千円のセット品にも「カーボンファイバー」と書かれた商品があります。
素材の名前だけで性能が決まるわけではないので、価格と素材だけで判断せず、メーカーや公認の有無もあわせて確認しましょう。
面の素材やコアの厚みによる違いは、パドルの素材と厚みの違いで詳しく解説しています。
100均でパドルは買える?
「100均でもピックルボールの道具が買える」と聞いたことがある人もいるかもしれません。
調べてみると、ダイソーでは、ピックルボール用のパドルやボールが販売されています。
ただし、パドルは110円ではなく、300〜500円台の商品です。
ダイソーで売られているパドルとボール
ダイソーの公式通販では、次のような商品が確認できます(2026年10月時点)。
| 商品 | 価格(税込) | 素材など |
|---|---|---|
| ダイソー ピックルボールラケット | 330円 | 本体はゴム・ポリプロピレン。ボールは別売り |
| Standard Products ピックルボールラケット | 550円 | 本体はMDF(木の繊維を固めた板)。ボール1個付き |
| ダイソー ピックルボール(2個入) | 110円 | 素材はTPE |

Standard Productsは、ダイソーのグループのブランドです。
どの商品も、取り扱いは店舗によって違い、売り切れていることもあります。
私も100均でボールは見かけたことがありますが、パドルはまだ見たことがありません。
サークルの人からは、ダイソーでパドルを見かけたと聞いたことがあります。
気になる人は、近くの店舗やダイソーの公式通販で探してみてください。
100均パドルの特徴と向いている使い方
ダイソーのパドルは、対象年齢が「6才以上」と書かれていて、スポーツ用品というよりも、遊び道具として作られている商品です。
数百円で手に入るので、次のような使い方に向いています。
- 子どもと公園や家の前で、ボール遊びとして楽しむ
- ピックルボールがどんなものか、家族や友だちと気軽に試してみる
一方で、体験会やサークルなど、ネットのあるコートでしっかりプレーしたい場合は、ピックルボール用として作られたパドルを選ぶのがおすすめです。
体験会では、パドルを貸してもらえるところも多いので、申し込むときに確認してみましょう。
体験会やコートの探し方は、ピックルボールの体験会・コートの探し方|初心者が最初にやることで紹介しています。
ボールについても、屋内用・屋外用など種類があります。
ボールの選び方は、ピックルボールのボールの選び方|屋内用・屋外用の違いと穴の数で詳しく解説しています。
セット品(2本+ボール)の選び方
通販でよく見かけるのが、パドル2本にボールや収納バッグが付いたセット品です。
数千円で一式そろうので、初めての1本として選ぶ人も多いと思います。
ここでは、セット品のメリットと、買う前に見ておきたいポイントを紹介します。
セット品のメリット
セット品のいちばんのメリットは、届いたその日から2人で打ち合える点です。
家族や友だちを誘いやすく、ボールやバッグを別に買う必要もありません。
1本あたりの価格も安くなるので、「続くか分からないけど、まずはやってみたい」という人には選びやすい形です。
ほかに必要な道具は、ピックルボールを始めるのに必要な道具一式|初心者向け購入ガイドでまとめています。
買う前に見ておきたいポイント
セット品は商品ページの情報が少ないこともありますが、次の点は確認しておきましょう。
| チェック項目 | 目安・見るところ |
|---|---|
| 重さ | 初心者には、約207〜227g(7.3〜8.0オンス)の中くらいの重さが扱いやすいとされています |
| 面の素材 | グラスファイバーが多い。「カーボン」と書かれていても、価格だけで性能は判断できない |
| 厚み | 商品ページにmm(ミリ)で書かれているか確認する |
| グリップの太さ | 周囲約10.8cm(4.25インチ)が標準的な太さとされています |
| 公認の有無 | パドルやパッケージに「USA Pickleball Approved」の表示があるか |
重さやグリップの太さが書かれていない商品もあります。
その場合は、レビューや問い合わせで確認するか、情報がきちんと書かれている商品を選ぶと安心です。
厚みによる打ちごたえの違いは、パドルの素材と厚みの違いで解説しています。
公認マークの有無も確認しよう
USA Pickleballのルールでは、パドルの長さと幅の合計は24インチ(60.96cm)以内、長さは17インチ(43.18cm)以内と決められています。
さらに、USA Pickleballが公認する大会では、公認パドルのリストに載っているパドルを使う必要があります。
DUPRの対象になる試合や大会に出たい人も、公認パドルを選んでおくと安心です。
遊びで使うだけなら公認でなくても問題ありませんが、将来大会に出てみたい人は、最初から公認パドルを選ぶのもひとつの方法です。
公認パドルの確認方法は、ピックルボールの公認パドルとは?USA Pickleball認証の見分け方で詳しく紹介しています。
私の体験:ノーブランドの2本セットを8か月使ってみて
私が最初に買ったのは、楽天で見つけた中国輸入のノーブランドのパドルで、2本セットで6,000円でした。
飽きっぽい性格なので、続けられる確信が持てるまでは、とりあえず使えれば良いと思って使っていました。
このパドルを約8か月使い、続けられそうだと思えたタイミングで、今のパドルに買い替えました。
「まずは安いセットで始めて、続けると決めたら買い替える」という流れは、私のように続くか不安な人には合っていると思います。
今使っているパドルのレビューは、JOOLA マグナス プロ IV 14mmを1年使ったレビュー|弾きと音は最高、でも厚みは後悔もで紹介しています。
セット品は種類が多いので、まずは一覧で価格や重さを見比べてみてください。
楽天市場で「ピックルボール パドル セット」を見る / Amazonで「ピックルボール パドル セット」を見る
中古パドルを買うときの注意点
メルカリなどのフリマアプリでは、有名ブランドのパドルが新品よりも安く出品されていることがあります。
上手に選べばお得に手に入れられますが、中古ならではの注意点もあります。
パドルにも寿命がある
パドルは、見た目がきれいでも、使っているうちに少しずつ劣化していきます。
よく知られているのが、表面の素材が中のコアからはがれてしまう「剥離(はくり)」です。
剥離が起きると、表面がふくらんだり、打ったときの音がこもったり、ボールの飛びが弱くなったりするとされています。
また、コアがつぶれたり傷んだりして、一部分だけ球の弾みが悪くなる「デッドスポット」ができることもあります。
中古パドルは、前の持ち主がどのくらい使ったか分からないので、こうした劣化が起きていないか気をつけて選ぶ必要があります。
中古で確認したいポイント
フリマアプリで買う場合は、次の点を写真や説明文で確認しましょう。
分からないところは、購入前に出品者に質問しておくと安心です。

- 表面のふくらみ・ひび:表面が浮いている、ひびが入っている、ゆがんでいるものは避ける
- エッジガードの状態:ふちのカバーがはがれたり割れたりしていないか
- 使用期間・使用頻度:どのくらいの期間、どれくらいの頻度で使っていたか
- グリップの状態:汚れやすり減りがひどくないか
手元に届いたら、指の関節で面を軽くたたいて、場所によって音が違わないかも確かめてみてください。
一部分だけ鈍い音がする場合は、デッドスポットの可能性があるとされています。
グリップがすり減っているだけなら、オーバーグリップを巻けば気持ちよく使えます。
巻き方はピックルボールのグリップテープ(オーバーグリップ)の選び方と巻き方で紹介しています。
相場より安すぎる出品は模倣品の可能性も
人気ブランドのパドルは、模倣品(偽物)も出回っています。
2025年12月には、USA PickleballやDUPR、PPAツアーなど、ピックルボールの主な団体が共同で、模倣品パドルへの対策に取り組むことを発表しました。
私もメルカリを見ていて、相場よりもあまりに安い値段で出品されているパドルを見かけることがあります。
すべてが偽物というわけではありませんが、安すぎるものは少し注意して見たほうがいいかもしれません。
模倣品を避けるために、UPA-A(米国のピックルボール団体)は次のような点をすすめています。
- 正規の販売店やメーカーから買う
- 通販サイトやフリマアプリでは、実際の出品者・販売者を確認する
- 「安すぎる」と感じる出品には注意する
- パドルや商品説明に、メーカー名やロゴがきちんと入っているか確認する
中古パドルを選ぶときは、価格だけで決めず、状態と出品者を確認してから買うようにしましょう。
次の1本に替えるタイミング
安いパドルで始めた人が、いつ買い替えればいいのかは迷うところです。
目安としては、次のようなタイミングが考えられます。
- ピックルボールを続けていくと決めたとき
- 大会やDUPRの対象の試合に出てみたくなったとき
- 表面のふくらみやひびなど、パドルに傷みが出てきたとき
海外の専門サイトでは、定期的にプレーするようになってから3〜6か月ほどで、買い替えを考える人が多いとされています。
そのころには、パワー重視かコントロール重視かなど、自分のプレーの好みが見えてくるからです。
私の場合は、約8か月使ったところで、続けられそうだと感じていました。
周りの人からも「そろそろ良いパドルを買ったほうがいいよ」と言われていたので、そのタイミングで今のパドルに買い替えました。
次の1本を選ぶときは、重さや厚み、形などを自分のプレーに合わせて選ぶのがポイントです。
選び方はピックルボールパドルの選び方完全ガイド|後悔しない一本の見つけ方で詳しく解説しています。
どれを選べばいいか迷ったら、いくつかの質問に答えるだけで自分に合うパドルのタイプが分かるパドル診断も使ってみてください。
まとめ
楽しむことが目的なら、最初の1本は安いパドルでも十分に始められます。
大切なのは、価格だけで選ばず、使い方に合ったものを選ぶことです。
- 100均のパドル:子どもとの遊びや、気軽に試してみたいときに
- セット品:続くか分からない人の最初の1本に。重さ・グリップの太さ・公認の有無を確認
- 中古パドル:表面の状態と出品者を確認。安すぎる出品には注意
私も、安い2本セットから始めて、続けられそうだと思えたところで買い替えました。
まずは気軽に始めて、ピックルボールの楽しさを味わってみてください。
※この記事は、2026年10月時点の情報をもとに書いています。